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こわばりと痛み

四十肩には、つらい痛みが伴います。
その痛みにも、段階があるのです。
腕を上げるといった特定の動きをした時に痛みが生じることがあります。
洗濯物を干す。
戸棚や本棚の高いところから物を出し入れする。
エプロンを着けたりブラジャーを着ける時に腕を後ろに回す。
こういった動きで痛みや違和感を感じるとしたら、四十肩を疑ってみましょう。

最初は違和感を感じる程度の場合もあるようです。
なんとなく肩こりがつらくなってきた。
肩から首にかけて固まっているようでつらい。
そんな違和感が腕を上げたり、後ろに回したりといった動きで感じるようになれば危険信号です。
お風呂タイムは腕の動きが多くなります。
汗で張り付いたTシャツを脱ぐ。
ブラジャーをはずす。
髪をシャンプーする。
タオルで髪をふく。
腕を上げる動作が億劫だったり、腕が重く感じられたら気をつけたいものです。

症状が進むと、少し腕や肩を動かしただけでズキッ!と痛むようになったりします。
寝返りでも痛みますので無意識のうちの寝返りを打とうとして、ギクッ!と目が覚めてしまうことがあります。
髪を洗ったり、とかしたり、エプロンを後ろ手で結んだりといった日常でする動きにも、
いちいちズキッ!とくれば、これは放ってはおけません。
上から落ちたものを受け止めたり、重い扉を開け閉めしたりと肩に負荷がかかると涙がでるほど痛みます。
体が痛みを恐がるようになってくると体全体がこわばってしまい、動いている人や物の近くに行くのが恐くなります。

さらにひどくなると、安静にして腕も肩も動かなさいのに痛みが激しかったり、痛みがひどくてベッドに横になっても寝付けないこともあるのです。
肩がコリコリで頭も重く、始終ジワジワ痛むとなると、仕事にもなりません。
「もう勘弁してよ」と言いたくなります。
無理して仕事を続けると症状を悪化させることもあります。
こうなれば、趣味のスポーツや釣りなどはしばらく休むしかないでしょう。

四十肩の特徴として、片側の肩が最初痛み始めることが多くみられます。まず、片側の肩が痛み始め、もう片方の肩は悪くならずに終わるケース、最初片方の肩が痛み、そののちもう一方の肩が痛み始めるケースがあります。両肩が同時に痛み始めた場合には別の病気を疑ってみましょう。

この痛みが、肩の中にある関節包や肩の腱に炎症が起こって痛みを生じさせているのです。ですから、この炎症が治まれば痛みも引いていきます。