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使いすぎと運動不足

四十肩は四十代や五十代にとても多い症状です。
ですが、男女差がある訳ではなく、利き腕に起こりやすいというものでもなく、とにかくこの年齢に多いことが特徴なのです。

四十肩になりやすい人の特徴があります。
肩の筋肉が固まった状態で酷使することの多い人は四十肩になりやすいようです。
パソコンで仕事をする方はかなり増えていると思いますが、たいていは腕をすこし上げてキーボードを叩いたり、マウスを操作したりするものです。
この時、肩の筋肉は硬く緊張したままの状態を持続しますから、筋肉や腱は固まりやすくなってしまいます。
ディスプレイを見つめるために眼精疲労から肩がガチガチに固まってしまったり、ディスプレイの高さが目線より高いために首が凝ってしまうケースも多くみられます。

ゴルフをしていて四十肩を発症してしまうケースも多いようです。
ゴルフは背中から肩、腕を固定してスイングするために、肩関節が固まりやすいのかもしれません。
普段は仕事で体を動かしていない方が、いきなり接待ゴルフが入ったからと無理をして得意先の重いゴルフバッグを担いで回り、気を使いながらプレーすれば、かなり負荷がかかるのは納得できます。

肩から上に腕を上げて仕事をする人も四十肩になりやすいようです。
理容師や美容師の仕事をしていると、いつも腕を上げている状態で髪を扱っていますので、肩関節には負担が大きいと思います。
腰を屈めて、腕は上げてと理容師や美容師の仕事は筋肉を酷使する仕事ですね。
植木屋さんも常に腕を上げて枝を刈っていますし、内装屋は天井のボード貼り付けや塗装、クロス貼りなど、肩を酷使しています。
電気屋さんも住宅の配線や照明ばかり扱っていれば肩が固まってしまいます。

普段からあまり運動をせず、体を動かしていない人も四十肩になりやすいようです。
人間の体は動かせば強くなり、動かさなければ弱くなるものです。
運動不足は体の老化が進みやすく、四十肩にもなりやすいのです。

体を酷使し過ぎるのも良くないですし、使わないで運動不足もよくありません。
仕事をしながら適度な運動をするというのも虫のいい話で、そううまくはいかないでしょう。
やはり、生活すべてに適度なバランスが必要なのです。
仕事をし、休養を取り、運動をし、食事もきちんと取る。
しかし、現代社会でそういった「適度な、ほどほどの」生活をすることはどんどん困難になってきています。
四十肩になってしまったら、なんとか工夫して乗り越えるしかないのでしょう。